OP25Bの実施について
OP25Bの実施について
■迷惑メールの現状と対策について
迷惑メールを多く受信してしまう場合、受信する側で「受信拒否」や「迷惑メールフィルター」などの
サービスを設定していただく必要がございます。不要なメールを受信しないために画面を開き面倒な設定をすることに疑問を感じられた方もいらっしゃると思います。
では、迷惑メールを送らせない方法はないのでしょうか?
迷惑メール業者が、メールを送信する方法の特徴として、プロバイダのメールサーバを利用せずに独自のメールサーバを用意して、宛先のメールサーバに対して直接メール送信を行うケースが多くあります。このような方法での迷惑メール送信を防ぐ仕組みを導入することにより、迷惑メールの削減に繋がることが考えられます。
※ただし、OP25Bによって、必ず迷惑メールがなくなるものではございません。
■Outbound Port 25 Blocking(OP25B)の実施について
最近の迷惑メール対策の流れとして、社会的に問題となっている迷惑メールを送信させないための対応がプロバイダに求められております。
ミライネットではプロバイダとしての社会的責任を果たすという目的からも、迷惑メールの送信を防ぐ仕組みであるOutbound Port 25 Blockingを平成18年6月より導入いたしました。
Outbound Port 25 Blockingの仕組みはプロバイダがフレッツADSLユーザなどに対して提供する動的IPアドレス もしくは固定IPアドレスの範囲から、ミライネットのメールサーバに直接メールを送信することを禁止するものです。
Outbound Port 25 Blockingを行うことによって、ミライネット利用者が意図せずに迷惑メール大量送信の発信者になることやウィルス感染による個人情報の流出を未然に防ぐことができます。
また、悪意ある利用者の迷惑メール送信を防ぐことによって、迷惑メールを受ける数を減らすことができます。
■サブミッションポート(Port587)とは
サブミッションポート(Port587)とはPort25以外でメールを送信するポートです。「Port25」は、これまで一般的にメール送信の際に利用されてきたポート番号です。
迷惑メール送信業者など悪意あるユーザはこのPort25を利用して、迷惑メールを送信します。
このポートをブロックすることにより迷惑メールの送信が困難となり、迷惑メールの送信を防ぐ効果があると考えられます。
そこで、Port25以外でメール送信を行う場合、サブミッションポート(Port587)を利用することでメール送信できるようになります。
サブミッションポート(Port587)を利用してメールを送信する場合、サブミッションポート(Port587)およびSMTP認証の設定を行う必要があります。
【SMTP認証について】
メールを送信する際、送信者が正しいユーザーであることを確認するためにメール送信時にユーザー認証を行う機能のことです。SMTP認証を行うことにより、第三者によるメール送信サーバの不正利用を防ぐことができます。
なおミライネットのメールサーバを利用してメールを送信される場合、サブミッションポート(Port587)及びSMTP認証を利用して 送信する必要があります。
影響を受ける範囲については以下をご覧下さい。
■影響を受ける範囲
メールサーバ | ミライネット接続 | 他社接続 | |
---|---|---|---|
ミライメールサーバ | 動的IPアドレス | 固定IPアドレス | - |
サブミッションポートとSMTP認証が必要です | |||
他社メールサーバ | 動的IPアドレス | 固定IPアドレス | サポートしておりません |
サブミッションポートと SMTP認証が必要です |
他社メールサーバの 仕様に依存します |
||
ミライレンタルサーバ | サブミッションポートとSMTP認証が必要です | 他社接続先設定に 依存します |
■制限に該当した場合の設定変更方法
Outbound Port 25 Blockingの制限によりメール送信ができない場合、回避手段としてサブミッションポート(Port587)およびSMTP認証の設定を行う必要があります。